あれから

Games開始当時は四捨五入で20歳側だった僕らもアラサーに突入した2013年、みなさんいかがお過ごしでしょうか。
あれから幾多の戦争、移住、失恋、グループ解散、堕落の日々を超え、僕は今、主に福岡にいます。
今ではゲームを作ることはほとんどなくなってしまいましたが、ドイツを中心としたボードゲームの世界には入り浸り、研究は続けています。
また、この間スペイン、スウェーデンデンマークフィンランドエストニアポーランド、オランダ、台湾などいくつかの国を旅行し、各国のゲームにも親しみました(ホントは各国のクラブカルチャーの方が親しみました)。
僕がこれらの欧州を中心にした国々で見たのは、ゲームを通じたコミュニケーションを心から楽しむ人々の姿でした。心の余裕とでも言うべきでしょうか、日々の細々なことに喜びを見つけることができるのは、あくせく働く必要のない労働環境から来ているのか、南北格差による搾取から来ているのか、そんなことは僕にはわかりません。ただ、純粋に羨ましかった。社会人になると、誰もが変わらざるを得ません、時間もなくなるし、日々に感じるプレッシャーは人それぞれとはいっても学生時代とはまったく異なるものです。そんな中でも、学生時代に帰りに仲間たちと寄り道をしたり、一人の友人の家に集まってゲームを楽しんだり、そんな日々を忘れていない人々がいました。彼らは、ただ与えられたものを楽しむんじゃなくて、自分たちで創造していく子どものような心も忘れてなかった。改めて僕たち日本人の生活にはもっと「遊び心」が必要だなと感じた経験でした。

そんなわけで、いつまでも日々の遊び心を忘れないように、毎日少しでも更新していきたいと思っています。