なんでもエコと言う

1.使えるシチュエーション 
 ■いつでも
2.必要な道具
 ■なし
3.おすすめ人数
 ■2人〜
4.遊び方
 ■遊び説明
  うんちゃっす!!megafepsdaです!

  最近は空前の「エコブーム」ですね〜★★
  「エコ減税」とか「エコカー」とか。

  時代の寵児、エコ。

  そんなエコを主人公にした歴史小説でも書いてみようと思います。



 
  時代は後漢。時の皇帝は、暴虐の豪傑董卓に操られ、
  傀儡と成り果てていた。
 
  そんな逆賊董卓を誅せんと立ち上がった若き英雄劉備、乱世の奸雄曹操そして、

  恵虎(エコ)

  
  名門の袁紹を盟主とし、錚々たるメンバーを集結させ連合軍を結成し、
  董卓の根城である洛陽を目指して進軍した。
  
  それを知った董卓は守りの要の艴水関に、華雄率いる5万の軍を集め迎え撃つ。

  
  艴水関攻略に当たって戦略会議が開かれた。


  袁紹「どの者か、我こそ先陣を切らんとする猛者はおらぬのか!」


  曹操「その役目、私に任せていただきたい」


  袁紹「おうさすが曹操。頼もしいかぎりじゃ。」

  
  曹操劉備殿、貴殿は関羽張飛とともに右翼から駆け上がりたまえ。」


  劉備「委細承知した。」


  こうして重要な役割はとんとん拍子に決まっていく。だがいまだ恵虎には声がかからない。
  たまらず恵虎が自ら声をあげた。


  恵虎「袁紹殿、我はいかんせん。」


  袁紹「おう、恵虎殿がおったか。貴殿には、兵糧の輸送と糧道の確保をお願いしたい。」

  曹操「大事な役目でござる。よろしく頼み申し上げるぞ」


  曹操がそういうと、一同から嘲笑が巻き起こった。

  
  確かに糧道確保が、その戦の勝敗を左右するということはままある。
  だが、今回のように、敵が籠城の作戦をとっているときは、
  ただの輸送係に過ぎない。恵虎は冷や飯を食わされていたのだ。


  だが恵虎はにやりと笑うと快活に答えた。

  「承知した。その大役、天地天命にかけて果たしつらん!」

 
  また一同から笑いが起こる。だが袁紹は上機嫌だ。


  袁紹「快なり!我が陣営は前線からしんがりまで、一つとなっておる。
     逆賊董卓を必ずや誅せん!」


  一同から「おう!」という声があがった。



  翌日、軍略通りに曹操を先陣として、艴水関の攻略がはじまった。
  関羽華雄をひとふりで屠るという快挙を成し遂げ、初戦は終わる。

  
  袁紹「みなのもの!見事であった!今宵は盛大な宴会で初戦の勝利を祝おうぞ!」


  そして宴は始まった。
  だが、出てくる食事、食事の量が悉く少ない。一口分しかない。
  空腹の将軍達の酒席は盛り上がらない。酒だけが回る。

  
  ついにしびれを切らした袁紹が叫ぶ。

  
  袁紹「初戦の勝利にもかかわらず、この粗末な料理はなんであるか!
     腹が減っては戦ができぬという言葉も知らないのか!料理長を呼べ!」


   ほうほうの態で料理長が来る。だが震える声で弁明する。
   「兵糧が足りないのです」と。

  
  袁紹「さては、恵虎め。食糧の輸送量を完全に間違えおったな。
     輸送係も満足に出来ないくそガキが!恵虎を呼べ!」
 

   宴会の席に恵虎が呼び出される。


  袁紹「貴様、食糧の輸送量を間違えおって!聞けば他の兵士も満足に
     食糧を食えておらぬそうではないか!」


   だが、恵虎には悪びれた様子もない。そして声高に叫んだ


  恵虎「拙者は間違えてなどおらぬ!!」


  袁紹「では、なんと申し開きする!」


   すると、恵虎は眼光鋭く、こう言い放った。



  恵虎「エコでござる!」
 


  
  
  ここは、ある田舎の家。ベッドの上の薄暗いライトが、老人とその孫を優しく包んでいる。

  
  老人「ここで物語は終わりじゃ。」


  孫「え〜、それでその後、恵虎はどうなったの?」


  老人「もちろん打ち首じゃぞ。エコという言葉のなかった時代。
    聞いている側は自分の名前を叫んだとしか思わなかっただろう。」


  孫「そっかあ。かわいそう。でもしょうがないね。子供ながらに
    それはないだろって感じするもん」


  老人「我々はこの物語から、あまりに時代に先駆けて色々やっちゃうと
     変な人だと思われるということが学べるはずじゃ。」


  孫「うん、気をつけるよ。こんな馬鹿の二の足は踏まないよ。」



  恵虎の供養のためにも、この遊びを!
 

■具体的な遊び方         

  とにかくエコっぽいものはなんでもエコという。
   
   例1

   A「今年のボーナス少ないなあ」

   B「エコじゃない?」



   例2   
   A「お前、その格好あきらかに寒いだろ?」

   B「え?エコだよエコ。」



   例3

   A「愛しい君よ。愛してる。世界でだれよりも幸せにする。
     僕と一緒に暮らさないか」

   B「無理。」

   A「わ〜お、一言。エコ!」 
 

 ★とりおのダメだし★