パネェ武勇伝
1.使えるシチュエーション
■友達とどこでも
2.必要な道具
■なし
3.おすすめ人数
■3〜5人
4.遊び方
■遊び説明
世の中には、その生まれついての才能、そしてそれに劣らない努力を積み重ね
およそ一人の人間がやってのけるとは思えないような所業を成し遂げ
人々を感動させるレジェンドが存在する。
がんばれっ
彼らの多くはその分野において、神と見まがえるか如くの業績を残しているがゆえに
尾ひれのついた噂話やエピソードがつくこともしばしばあるだろう。
そこは落ち着いて見てきっ。
例えば、誰もが知っているようなレジェンドにイチローがいる。
そこで打たんか〜
<そうなんだ。さっきからおじいちゃんが後ろでちょいちょいソフトバンクを応援してるんだよね。
おかしいよね、そんな声が文章に入ってくるはずないのに。
これは故障かもしれないな…。
一応受け取る側のイントネーションだけ老年男性のやつに脳内変換しておいてくれるかな。>
安打製造機と呼ばれ、国内・メジャー両方で多くの記録を塗り替えた彼には次のようなエピソードが存在する。
・3打数5安打は当たり前、3打数8安打も
・先頭打者満塁ホームランを頻発
・イチローにとってのホームランは内野安打の打ちそこない
・先頭打者サイクルヒットも日常茶飯
・9回裏100点差、チームメイト全員負傷の状況から1人で逆転
・ワンバウンドも余裕でヒット
・一回のスイングでバットが三本に見える
・バントでホームラン
・打席に立つだけで相手投手が泣いて謝った、心臓発作を起こす投手も
・ホームランでも納得いかなければサードベース踏まないで帰ってきてた
・あまりに打ちすぎるから牽制球でもストライク扱い
・その牽制球もヒット
・今日はよく投げとるごたぁ
・ピッチャーを一睨みしただけでボールが二遊間に飛んでいく
・試合の無い移動日でも2安打
・バット使わずに手で打ってたことも
・自分のホームランボールを自分でキャッチしてレーザービームで投げ返す
・内野ランニングホームランなんてザラ、2周することも
・一塁でアウトになってからベンチに帰る方が早かった
・ウェイティングサークルでヒット打った
・打球キャッチしようとしたピッチャーと、それを受け止めようとしたセカンド、ショート、センターの選手ともどもスタンドインさせた
こんなある意味バカバカしいエピソードの数々でさえ、
「ああ、あいつならやりねない」と言わせるのが真のレジェンドなのだ。
ああ、そうさ、油断してたらおじいちゃんの発言も入ってしまったよ。
このゲームはそんなレジェンドたちの知られざるエピソードを語る中で
一般人の僕らが知るよしもない彼らの崇高な思想の一面を知ろうって遊びさ。
■具体的な遊び方
1)一人の判定員を選び、残りの参加者はプレゼンターとなる。
まず、判定員はレジェンドと呼ばれるような人を一人選ぶ。
なるべくみんなが知ってる人、想像しやすい人を選ぶとスムーズな進行が望めるぞ。
2)プレゼンターはそのレジェンドのありえないけどありそうなエピソードについて発表する。
例:中田英寿
A「移動中にバスジャックされた時、犯人をキラーパスで倒した」
B「チャリティマッチを企画したところ、世界の有名サッカー選手や朝青龍はおろか、愛ちゃんや浅尾美和まで集まった」
C「人々で混雑していた空港が「世界のNAKATA〜」のアナウンスでモーゼの前の海のように真っ二つに割れて道ができた」
明石屋さんま
A「絶頂期は会場に客の顎関節症のための医者が常時数人待機」
B「休憩中も移動中も常にしゃべっている。寝ているときもしゃべっている。歯医者の治療で顎に麻酔をしたときもしゃべっていた。」
C「あの特徴的な笑い声を聞かせると赤ちゃんも笑う。犬の赤ちゃんも笑った。」
勝者は一番ありえそうでありえないエピソードを考えた人を判定員が判断する。
とはいえ、本当はこのゲームに勝者や敗者は必要ないんだ。
レジェンドたちのでたらめな功績をできるだけたくさん考えて、リスト化して、インターネットとかで共有して
みんなでムフムフ、そいつはすげぇや、参ったぜ、ってな具合に楽しんでくれっ。